CeloUG (Celonis ユーザー会) 第1回大阪会議を開催しました

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CeloUG (Celonis ユーザー会) 大阪は、2025年12月4日(木)に開催された「Process Intelligence Day Osaka 2025」に合わせて、第1回会議を開催いたしました。

2025年11月にミュンヘンで開催されたCelosphere2025 アップデートセッションとユーザー様各社による取り組み状況の共有がされ、活発な議論が行われました。本記事では、当日の模様の一部を写真とともにお届けします。

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CeloUG (Celonis ユーザー会)大阪は、2025年12月4日(木)に開催された「Process Intelligence Day Osaka 2025」に合わせて、第1回会議を開催いたしました。

2025年11月にミュンヘンで開催されたCelosphere2025 アップデートセッションとユーザー様各社による取り組み状況の共有がされ、活発な議論が行われました。本記事では、当日の模様の一部を写真とともにお届けします。

1. Celosphere アップデートセッション

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概要と背景

  • Celonisバリューエンジニアリング統括本部の寺田から、ドイツ・ミュンヘンで開催された「Celosphere2025」のアップデートセッションが行われました。Celosphereには約3,000名が現地参加、オンラインで1万人が視聴しました。
  • 今年のテーマは、プロセスマイニングの業務コンテキストによる利用深化と、AIとの併用による効果創出です。

主要な顧客事例

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  • Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ):
    • Celonisと戦略的パートナーシップを締結。グローバル30工場のデータを収集し、AIを搭載してプロセス改善を実施。
    • AIによる納期予測と遅延削減: SAPデータに加え、ディーラーの発注データや製造実行システム(MES)等の非SAPデータを統合した「デジタルツイン」を構築。過去実績と現在の遅延状況から、AIが納車遅れを予測し、在庫の引き当て変更などをアドバイスする仕組みを実現。
    • サービス部品管理の効率化: 工場の生産データとサービス部門(補修部品)のデータを連携。需要変動に対し、工場側の生産とサービス側の在庫が乖離する問題を解消。
    • AIによる品質管理・トレーサビリティ: 車台番号から問題のあるプロセスをAIで特定する基盤を構築し、リコール時の原因特定を迅速化。
  • Avnet(アブネット):
    • Celonis上で「プロセスインテリジェンス」を構築し、注文の納期変更や数量変更を検知して需要を再計算、発注タイミングを調整するカスタムソリューション
  • DHL:
    • 人事部門におけるConcur(経費精算)データのAIによる監査で活用。

プラットフォームの進化と新機能

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  • マルチモーダルな業務デジタルツイン:
    • PDFやメール(Microsoft等)などの非構造化データをGPT-4等の技術で取り込み、イベントデータとして整形してプロセスマイニングに統合可能になりました。
    • DatabricksやMicrosoft Fabricなどのデータレイク基盤と、データをコピーせずに相互連携するゼロコピーアーキテクチャを提供。非構造化データに強いデータレイクと、プロセスデータに強いCelonisを組み合わせ、AI(Copilot等)が社内規定だけでなく、現在のプロセス状況(POの進捗など)を踏まえた回答が可能になりました。
  • AI駆動型オペレーション:
    • Microsoft Teams上で動く「Rollio」(与信ブロック解除の承認フローをTeams上で完結させる)や、リース会計特化の「Trullion」などのサードパーティ製AIエージェントに対し、Celonisがデータ供給基盤として機能するベンダーフリーな連携を強化。
  • コンポーザブルソリューション
    • Orchestration Engine(オーケストレーションエンジン)により従来のアクションフロー(通知のみ)から大きく進化。通知先にアンケートフォームを送り、その回答結果(納期回答など)に基づいて次のアクションを分岐・実行させる連続したシナリオが容易に構築可能になりました。

2. AIハッカソンの報告

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10月30日に開催され、7社が参加。商談プロセスや修理対応プロセスでのAI活用モックアップを作成しました

また、ユーザー様各社によるCelonis取り組み状況の共有が行われ、活発な質疑応答・ディスカッションが実施されました。

今回のユーザー会での活発な議論は、大阪から始まるプロセス改革の確かな一歩を強く感じさせてくれましたこれからも、この場を通じて日本のプロセスインテリジェンスを牽引できるよう、Celonisはユーザーの皆様と手を取り合い、共にこのコミュニティを力強く育ててまいります。