パナソニックグループ が推進する基幹システムモダナイゼーションの取り組みとCelonisの活用事例
パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社 | 製造業 | https://is-c.panasonic.co.jp/
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パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社
海外ソリューション事業部 取締役 事業部長
冨江 庄一氏
パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社
海外ソリューション事業部
新谷 梨乃氏
パナソニック インフォメーションシステムズは、パナソニックグループが推進する“PX(Panasonic Transformation)”の一環として、SAP S/4HANAの導入による基幹システムモダナイゼーションを進めています。この取り組みを短サイクルで展開するために、導入前・導入後の業務プロセスを定量可視化してオペレーションを見直すツールとしてCelonisを採用。SAP S/4HANAの展開を予定している海外販売会社主要2拠点を対象に、CelonisのPoC(概念実証)を実施しました。具体的には既存のSAPテンプレートの業務データから受注~出荷~入金のプロセスを可視化するとともに、監査ログからアドオンの実行実績を調査しました。その結果、プロセスの変更やキャンセル処理の多さが原因で業務が複雑化していることが判明し、業務改善ポイントの見える化に成功しました。さらに80%のアドオンが削減または共通化候補に挙がりました。このPoCを実施したことにより、Celonisを活用することで網羅的・客観的な現状把握が可能になり、SAP S/4HANAの展開スピードが半減。導入コスト削減にもつながることが分かりました。現在はSAP S/4HANAの地域展開にCelonisの適用を進めており、将来はERPパッケージ以外の業務システム刷新にもCelonisの活用を計画しています。