Celonisのアプローチ
Celonisの提供するIntelligent Business Cloudはプロセスマイニングを可能にするプラットフォームであるものの、タスクマイニングの機能も現在では備えています。
Celonis Intelligent Business Cloudでは、
・Collect(システムからプロセスデータを抽出し、イベントログへ変換)
・Discover(プロセスをリアルタイムで可視化して分析し、問題点を明らかにすることで根本原因を特定)
・Enhance(プロセス分析結果から実効的な改善策を打ち出す)
・Monitor(プロセス改善が及ぼす効果を指標化しモニター)
と、大きく分けて4つのステージで実施し、業務の効率化を図ります。
ほかにも、分析対象としている業務において、担当者に自動的に指示・アラートを通知する「Action Engine」といった機能も活用できます。「Action Engine」は機械学習により蓄積されたログを分析し、業務と業務の紐づけを自動的に見出して、次に起こすべきアクションを通知してくれます。また、動的に学習と分析を続けることで改善のサイクルを絶えず回していくという機能でもあります。
一方で、社員の手元作業の効率化を図るタスクマイニングの機能も提供しています。
PCの操作としては、クリックやスクロール、ユーザーのアクション、付随するタイムスタンプやスクリーンショットを記録。OCRを用いて、単語や数値、関連した用語を収集します。その分析を行うことで、いかなる場面での操作なのかを明らかにし、分類します。
さらに、AIを活用することにより、自動的にトピックに関連づけ、いかなる種類のアクションなのかを判別します。たとえば、その操作は特定チャネルにおける売上の予測や、購買の承認というアクションとして判断され、自動で紐づけてくれます。
また過去の事例データを分析に加えることで、業務への影響を計り知ることができます。そうして得られた知見から洞察を獲得し、実務の効率向上を目指す取り組みとなります。
ビジネスデータとユーザーインタラクションのデータを組み合わせることで、もっとも包括的なビジネスの進め方を把握でき、ビジネスの成果の最適化に向けた前進が可能です。
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