Microsoft Agent 365と Celonis が導く、自律型企業(エージェンティック・エンタープライズ)への拡大

https://delivery-p141552-e1488202.adobeaemcloud.com/adobe/assets/urn:aaid:aem:abcc799e-9b2b-4111-a659-acc2c93631cf/original/as/celonis_microsoft_agent365_logos.jpg

多くの企業がAIの実験段階から本格運用へ移行するなか、エンタープライズレベルのガバナンスと明確なビジネス成果の創出に対するニーズはかつてないほど高まっています。本日、Microsoft社はMicrosoft Agent 365を正式に発表しました。これは、AIエージェントのライフサイクル全体を管理し、組織全体のあらゆるAIエージェントの監視、セキュリティ確保、およびガバナンス統制を行うために設計されたエンタープライズ・コントロール・プレーン(統合管理基盤)です。

顧客がエージェンティックワークフローを安心して拡大できるよう、CelonisがAgent 365の戦略的ローンチパートナーになったことをここに発表いたします。この連携により、世界クラスのProcess IntelligenceがMicrosoftのエコシステムに組み込まれます。これにより、Agent 365が持つネイティブな機能を補完し、AIエージェントが単にタスクをこなすだけでなく、測定可能なビジネス成果を生み出せるようにします。

https://delivery-p141552-e1488202.adobeaemcloud.com/adobe/assets/urn:aaid:aem:6d17d129-e888-4fdd-b957-32836cdca8a0/original/as/celonis_microsoft_agent_365_screenshot.jpg
https://celonis-videos.wistia.com/medias/bmjm9b5e8i

大いなる断絶:実験の先にある、本格的な実行へ

現代のCIOが直面している課題は、もはや1つのAIエージェントを構築することではありません。本当に重要なのは、何百、そしてやがては何千ものAIエージェントを、信頼性と安全性を担保しながら運用することです。IDC社は、AIエージェントの利用が「今後数年間で桁違いに増加する」と予測しています。一方で、多くの企業は依然として「業務プロセスが見えていない」状態にあります。つまり、AIを効果的に機能させるために必要な、深い業務コンテキストを把握できていないのです。

実際にビジネスがどのように動いているかについて共通認識がなければ、AIの取り組みはしばしば「パイロット地獄」で立ち往生してしまいがちです。たとえAIエージェントが設計どおりにタスクをこなしていたとしても、より大きなバリューチェーン全体は見えていないことが少なくありません。システムは分断されたままで、部門ごとに異なる言語を話し、チームはサイロ化して(孤立して)業務を行っています。これこそが「大いなる断絶」であり、真のAI投資対効果(RoAI)を達成する上で最大の壁になっています。

統合の価値:プロセスインテリジェンスの即戦力化

この連携により、Agent 365は管理とセキュリティを担います。Celonisは、エージェントの活動を意思決定につながるインサイトと、測定可能なビジネス成果へと昇華させます。

  • 自律的な推論を分析するAgent Mining: このデータを統合することで、Celonis Agent MiningはあらゆるAIエージェントの意思決定の背後にある自律的な推論とロジックを分析します。人間とは異なり、エージェントは なぜ その判断を下したのかを示す推論の軌跡を残すことができます。これは、プロセスの継続的な学習と自己修復型プロセスを実現する上で極めて重要な要素です。
  • コントロールプレーンににおける一元的なインサイト: Celonis Agent Miningの強力な機能をAgent 365に組み込み、さらに充実させていきます。これにより、Agent 365のユーザーは、エージェントがビジネスに与える影響やROIをリアルタイムで監視するための専門的なインサイトにアクセスできるようになりました。

「私たちはすでに、Celonisを活用してデジタルオペレーションを監視し、驚くほどの価値を実感しています。既存のAgent Mining機能にMicrosoft Agent 365の推論データを融合させることで、エージェントが何をしているかを見るだけの段階から、自律的な意思決定の背景にある『なぜ』を真に理解する段階へと進化できるでしょう。」 — Cosentino社グローバル CIO、Rafael Domene氏

具体的なビジネス価値の定量化

Microsoft社が持つエージェンティックインフラとCelonis Process Intelligenceを組み合わせることで、AI時代における最も複雑な課題を解決します。

  • 包括的なKPIの改善: Agent 365が、エージェント固有の成功率やセキュリティイベントを監視します。一方、Celonisは、請求1件あたりコストの削減やサイクルタイムの短縮といった具体的なKPIの改善が、どのエージェントの成果によるものなのかを直接紐付けて評価します。
  • 「ゴーストループ」の排除: この統合により、異なるエコシステムに属する複数のAIエージェント同士が非生産的でコストのかかるループにはまり込むリスクを特定し、軽減できます。たとえば、あるエージェントはコスト削減のために購買発注書を統合し、別のエージェントは税務ルールのためにそれを分割するといったケースです。Agent 365のユーザーは、このような事態が発生した際に、ガバナンス・プロトコル(統制ルール)を即座に発動させ、対象となるエージェントを停止または修正することができます。
  • ライフサイクルガバナンスのための学習レイヤー: Celonisは、Agent 365のライフサイクルを最適化するための「学習レイヤー」として機能し、Agent 365のライフサイクルにインサイトを提供します。どのエージェントの活動ルート(エージェンティック・パス)が最高のビジネス成果につながったかを特定することで、企業はビジネスルールを洗練させ、「Human-in-the-loop(人間による介入や判断)」のタイミングを継続的に最適化できるようになります。

エージェンティックエンタープライズがもたらす明るい未来

企業の未来はAI主導であり、かつコンポーザブルなものになります。それは、新しいワークフローの追加が、それを定義するのと同じくらい簡単になり、新たな市場の需要を満たすために組織が瞬時に自らを再構成できるような未来です。

CelonisとMicrosoft Agent 365が組み合わさることで、ひとつのクローズドループのシステムが誕生します。Celonisがエージェントの最適なパフォーマンスに関するインサイトを生成し、Agent 365がそれらの学習成果をガバナンス・実行・拡張することで、企業全体に一貫したインパクトを確実に創出します。レガシーシステムの制約からプロセスを解放することで、人とAIは本来あるべき姿で働くことを可能にします。それは、アプリケーションの枠を超え、バリューチェーンを超え、そして企業全体を横断して働くという姿です。

プロセスが機能すれば、エンタープライズAIも機能します。

Microsoft Agent 365とCelonisの統合機能は、2026年5月1日よりプライベートプレビューでを開始いたします。

CelonisがどのようにMicrosoft Fabricの顧客にProcess Intelligenceを提供し、効果的なエンタープライズAIの大規模な加速を実現しているか、ぜひ詳細をご覧ください。

Microsoft Agent 365の詳細は、https://aka.ms/A365GAblog をご覧ください。