価値創出から定着に向けた自走組織の構築へ
改善すべき課題の確認ができたので、次は価値の創出です。
改善機会を発見してもそこで満足してしまい、改善活動に取り組まなければ、価値は創出されません(それでは宝の持ち腐れですね!)。弊社では、しっかりと改善活動のサイクルを回すために、プロジェクト内でCoEの設置を行い、改善機会特定から価値創出、そして定着のため伴走していきます。
では、どのようにして「価値の刈り取り」まで結びつけているのでしょうか。
まずは、設置されたCoEと共に、改善機会に対しての改善策を検討します。
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検討した改善策毎に「ボリューム」「インパクト」「ポテンシャル」「対応難易度」を検討し、それらが実施できるかを実行部隊側で確認を行い、採用された施策ごとに実行責任者を設定し、進捗をCoE開催の週次定例で確認する方式を実施しています。
この方式をとることで、改善機会に対して改善アクションと実行計画を策定から実行へとフェーズを確実に前進させることができます。(前出図内⑥~⑦)
最後に、改善アクションの改善結果を監視し価値を維持・定着化していき、成功事例として経営陣に報告を行える状態としていきます。
そして、Celonis分析画面を使用しその改善機会が是正され、KPIがどのように変化したのかを分析します。対策が上手くいっていない場合は別の手を講じ、上手くいった場合は対策を継続しながら別の改善機会を発見し、更なる価値創出サイクルを回していきます。(前出図内⑧~⑨)
このサイクルを常に回し続けることが大変重要です。