3,000万件の受注項目を効率化
営業部門では、ユーザーのうち1,500人がプロセスマイニングを利用して、手戻りを減らし、自動化率を高めています。
顧客は、毎年約3000万点の商品を注文しており、場合によっては、注文入力から現金回収までの間に60もの個別のプロセスステップが存在することもあります。
同社のプロセスマイニング・リーダーであるLars Reinkemeyer博士は、「プロセスマイニングは、私たちが持っているすべてのアクティビティとバリエーションを表示してくれます」と言います。この透明性により、目標に応じてプロセスを最適化することができます。
しかし、Order-to-Cashのプロセスだけでも3億のアクティビティと923,000のプロセスのバリエーションがあるのに、実際にプロセスが最適化されているかどうかをどうやって知ることができるのでしょうか。
「単一のハッピーパスというものは存在しません。担当者は、プロセスマイニングで可視化したものを見て、プロセスの最適化を評価しなければなりません。担当者は、どの作業を省くか、自動化したいか、代替したいかを決めなければなりません。その後も50万通りのプロセスのバリエーションあるかもしれませんが、我々は、大幅な改善を達成しています。」とReinkemeyer博士は説明しています。
プロセスマイニングには、すべてに当てはまる万能なソリーションはありません。チーム、部門、プロセスによって当然のことながら異なる判断になる場合もありますが、プロセスマイニングにより、我々は成果を達成するための適切な意思決定を行うことができます。