Celonisでは、これまでにもユーザー事例、今後の展望を語り合うWorld Tourを実施してきました。今回のイベントは、Celonis 代表取締役社長の村瀬 将思による基調講演で幕を開けました。
次世代の生産性をコミュニティでともに実現していく
村瀬は日本の現状を諸外国と比較し、「人々の幸せ」「経済の発展」「持続可能性」をかなえるうえで、特に日本では「次世代の生産性が必要です。スタンドプレーでは限界があり、コミュニティの存在が非常に重要になります」と訴えました。Celonis Japanでは、エグゼクティブを招いた情報共有の場「CxO Club」を始め、各種コミュニティにてユーザーを支援しています。
また、Celonisによって変革を起こしてきた“チェンジメーカー”の事例を挙げながら「ビジネスの屋台骨となるプロセスを変えない限りは、DXの投資をしてもなかなか価値や変化は生まれません。何から手を付けていいのかわからない、それを解決するのがCelonis EMSです」と説明しました。
そして村瀬は、業種に関係なく成功させやすい「鉄板のユースケース」として購買管理、買掛管理、受注管理、売掛管理があることや、お金周りのプロセスを可視化して効率化すると、非常に大きなビジネス価値が創出できることを語りました。
ただし、投資判断や現場との合意がなければプロセスマイニングの取り組みは前進しません。Celonisには優先順位付けから分析、価値の刈り取りに至るまでの確立されたバリューフレームワークがあり、例えばCelonis EMS導入前では請求書数などのベンチマークデータを活用した価値検証が行えます。
村瀬は最後に「ぜひとも次世代の生産性を、このコミュニティで一緒に作っていきたい」と語り、続けてCelonisを活用する企業のエグゼクティブを壇上に迎えました。