Celonis、国内初のAIによるメールデータ活用とプロセス横断の可視化でマクニカの全社的なDXを加速

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Celonis×AIで実現する業務改革

プロセスマイニングのグローバルリーダーであるCelonis株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 村瀬 将思、以下Celonis)は、半導体、サイバーセキュリティをコアとして最新のテクノロジーをトータルに取り扱うサービス・ソリューションカンパニーである株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長 原 一将、以下マクニカ)が、Celonisのプロセスマイニングソリューションを導入し、複数システムを横断したプロセスの可視化や、国内初となるAIを活用したメールデータの分析によって、全社的なDXを加速している事例を発表しました。

導入の背景

マクニカは、長期経営構想「Vision2030」において売上高2兆円という高い目標を掲げており、その達成にはDX戦略が不可欠です。同社はDX戦略を推進する中で、プロセスの可視化によって業務改善の糸口を見出す必要性を認識し、Celonisの導入を決定しました。当初、受注管理や商談管理といった単一プロセスの分析から着手しましたが、活動を進める中で、根本的な原因特定のためには複数のプロセスを横断して分析する必要があるという課題に直面しました。

ソリューション:プロセス横断とAI活用で業務の全体像を把握

マクニカは、単一プロセスの分析で見出した24個の改善ユースケースで大きな成果を上げつつ、さらなる価値創出を目指し、プロセス横断での分析とAIの活用へと踏み出しました。

  • オブジェクトセントリックプロセスマイニングによる「デジタルツイン」の実現:CRMからERPまで、商談から受注に至るプロセスを横断で可視化するため、Celonisのオブジェクトセントリックプロセスマイニング(OCPM)を導入しました。これにより、業務のリアルな姿を再現する「デジタルツイン」を構築しました。
  • 国内初、CelonisのAI活用による非構造化データの分析:Celonisの導入事例では国内初となる、メールという非構造化データを取り込んだAI活用に挑戦しました。部門間の煩雑なコミュニケーションの中心にあったメールをCelonisのAI機能で解析し、案件のステータスやボトルネックとなっている理由などを自動で抽出・分析する仕組みを構築。これにより、担当者は状況把握と次のアクションを迅速に行えるようになり、マネージャーはチーム全体の進捗を俯瞰して的確な指示を出せるようになりました。

導入効果:チェンジマネジメントを実践するプラットフォームへ

Celonisの導入により、マクニカは定量的な改善効果だけでなく、チェンジマネジメントにも繋がる大きな価値を実感しています。

  • プロセス横断での可視化による根本原因の特定を実現:商談から受注までのプロセスを横断で可視化することで、部門間の重複作業や非効率な業務を発見し、課題の根本原因を特定できるようになりました。
  • データに基づく共通認識の醸成:これまで感覚的に捉えられていた課題がデータによって可視化され、部門横断での共通認識が醸成されました。これにより、従来は解決が難しかった課題にも具体的な改善アクションを起こせるようになり、Celonisはまさに「チェンジマネジメントのプラットフォーム」として機能しています。この変革は、経営層の支援のもと、IT部門、業務部門、推進チームが一体となってプロジェクトを推進したことで実現しました。

今後の展開

マクニカは今後、AIアシスタントをさらに進化させ、AIエージェントが自ら課題を発見し、RPAなどと連携して自律的に業務プロセスを改善する「Autonomous Enterprise」の実現を目指しています。Celonisのオーケストレーションエンジンを中核に据え、分析からアクションまでをシームレスに繋ぐことで、業務改善をさらに加速させていく方針です。

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Celonis株式会社 PR代理店 共同ピーアール株式会社 干場、小野
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