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Celonis World Tour 2021 Japan イベントレポート

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「Celonis World Tour 2021:データの活用で自社の業務実行能力を最大化する」、イベントレポート第一弾

2021.11.09

2021年10月12日、Celonisは昨年に引き続きオンラインイベント「Celonis World Tour 2021 – Japan」を開催いたしました。約500名の方にご参加いただきました。ありがとうございます。(当日のアジェンダはこちらになります)

今年はイベントのサマリーを5回に分けてお届けいたします。

第一弾は、Celonisより、 Co-Founder & Co-CEOのAlexander Rinkeによる基調講演についてその概要をご紹介いたします。

なお、イベント当日の各講演については、こちらよりオンデマンド視聴いただけます。是非ご覧ください。

1.基調講演:基調講演:データの活用で自社の業務オペレーション効率を最大化

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Alexander Rinke, Co-Founder & Co-CEO, Celonisよりは、Celonisを使いデータを活用して業務改革を成功させている事例としてBPとBMWについてお話させていただきました。

そして、Celonisが昨年秋より提供を始めたソフトウェアCelonis Execution Management Systemで直近に追加された機能「プロセスシミュレーション」、「Action Flow」、「Celonis Studio」の3つについて、Celonisのスタッフによるデモも交えてご紹介させていただきました。

さらに、Celonisの今後に向けた戦略的施策として、データストリーミングオペレーションのLenses.io社の買収、複数にまたがるデータやプロセスを結び付けて可視化することのできる機能「Celonis Execution Graph」の発表、セールスオーダーオートメーションのマーケットリーダーであるConexiom社との連携発表がされました。

そして最後に、ServiceNowのCEOであるBill McDermott氏に登壇いただき、今後CelonisとServiceNowがパートナーシップを組み、お客様が他社と差別化を図れるE2Eプロセスを構築する支援を開始する旨の発表がありました。

90分超にわたる、非常に内容盛りだくさんの基調講演でした。

以下、Alexの講演の抜粋となります。

増大するデータを活用するにはこれまでとは全くことなるアプローチが必要

WT2021 - Japan - Blog Alex 2

データ量が指数関数的に増加する中、これまでのデータ分析が中心のデータ活用の仕方ではなくデータを業務オペレーションの実行に結び付けて、より良い意思決定を行い、適切な行動を自動的に引き起こすことが出来るようになる必要があります。

例え話ですが、「データ分析について考えるときそれはちょっとした釣りに似ています。海に釣り糸を投げ入れて洞察を探すようなものです。同じ釣り糸を(データが増大した)10倍の大きさの海に投げても、より多くの魚を釣ることはできないでしょう。必要なのは、より太い釣り糸でも、より優れたデータ分析でもなく、全く異なるアプローチなのです。」

新しいアプローチで成功している事例として、BP(旧ブリティッシュ・ペトロリアム)とBMWの事例があります。BPでは、SAPをはじめとする20の異なるシステムにCelonisを導入しています。データを活用し、データに基づいた業務オペレーションができるようになったのです。その結果2021年第2四半期に25億ドルのコスト削減を実現しました。決済発表では、その成果に「Celonisが大いに貢献した」とCFOより言及されました。BMWでは、彼らの業務の80%以上にCelonisが使われています。生産コストから車両の流通、受注パイプライン、アフターセールスや保証、エンジニアリングの変更管理さらにはBMWに乗ったときのユーザーエクスペリエンスに至るまでライフサイクル全体で50以上の異なるプロセスを最適化しています。その結果、BMWやその株主、顧客に驚くべき価値をもたらしました。 

Celonis EMSへの新機能の追加

これらを実現するために最近Celonisが提供するプラットフォームCelonis EMS(Execution Management System)に投入された、いくつかの新機能についてご説明します。

まず「プロセスシミュレーション」です。データを真に業務オペレーションに利用するためには何が起こるかをシミュレーションすることが重要です。それにより、可能な限り合理的に自動化を進めることができます。「プロセスシミュレーション」により、古いプロセスとシミュレートされた新しいプロセスを並べて表示し、スループット時間、コスト、チームの稼働率への影響が比較できます。変更する1つのステップの局所的な影響だけでなく、プロセス全体や関係者への影響を評価、調整することで、自信を持ってプロセス変更を導入することができます。 

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次に「Action Flow」です。ビジネスプロセスを自動化するためのシステムコネクターとして約1000のAction Flowを作成しました。もともとは技術者ではないユーザーでもSAPの自動化を素早く簡単に自分で実装できるようするための製品でしたが、現在は、Oracle EBSだけでなくIBM Watson Discoveryや、Microsoft Power Automate Desktopのコネクターも追加され、お客様の環境にあるすべてのオンプレミスシステムを自動化するためにオンプレミス用のHTTPコネクターも追加しています。また、技術者ではないユーザーが使いこなせるようにするため、オンラインアカデミーに2つの新しい技術トレーニングコースをリリースし、Action Flowのユーザビリティを大幅に向上させています。Action Flowは誰もが自動化のエキスパートになり、インテリジェントでデータドリブンな業務オペレーションの実行を可能にします。

最後に「Celonis Studio」です。各人の日常業務の管理をサポートするアプリケーションの作成を、強力なビジュアル編集機能とコード不要のユーザーインターフェースで構築可能にしました。一人ひとりが必要なビューをすばやく簡単に構築できるようにすることで、企業のあらゆる部門でより多くのアクションを実行できるようにします。より多くのデータと、より多くのインテリジェンスを提供することで、事前に定義された知識を活用することを実現しており、各人の進化するニーズに合わせて簡単かつ迅速にアプリケーションを作成することができます。

今後の戦略的取り組み

以上のようなプラットフォームの新機能による強化とともに、Celonisでは新しいアイデアにも積極的に投資しています。

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次の3つを投資する重要な戦略的必須事項と認識しています。

  1. データ

  2. インテリジェンス

  3. アクション

すべての「データ」を集めてプロセスを360度見渡せるようにしなければなりません。「インテリジェンス」を適用して適切な提案を行いセマンティックな理解を埋め込んで適切なアクションを起こし、さらに正しい「アクション」をトリガーする必要があります。

まず「データ」ですが21世紀のCelonis EMSは内部および外部ソースからのリアルタイムデータによって稼働されなければなりません。それには最新のデータストリーミングアーキテクチャーが必要です。Celonisはこの数年間データストリーミングの分野で最高の技術とチームを探していました。そして彼らを見つけたのです、本日、データストリーミングオペレーションのリーダーであるLenses.ioの買収が完了したことを発表できることは私にとって大きな喜びであり、光栄なことです。

ここで、Lenses.ioの創業者兼CEOのAntonios氏よりLensesについて以下の趣旨の説明がありました。

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Kafkaというテクノロジーの登場により、継続的に流れてくるデータをビジネスのさまざまなアプリケーションにリアルタイムで配信するためのパイプが提供されました。しかし、Kafkaの問題点は、それを運用するために並外れたレベルのエンジニアリングの才能が必要なことです。そこで、データの利用は、携帯電話のように簡単であるべきと設立されたのがLenses.ioです。

現実世界の出来事を数ミリ秒のうちに行動に移すことができなければなりません。

それが、Lensesを設立した理由です。LensesをKafkaのコネクターとして利用することで価値あるデータソースを迅速、かつ容易に取り込み、処理し、実行することが可能になります。

そして、実際にLenses とCelonisとを利用しているユーザーである、ルフトハンザ航空より、気象データや天気予報をリアルタイムにストリーミングすることで異常気象が発生する前に地上作業員をサポートする取り組みが行われている事例の話がされました。

次に、2つ目のコアとなる必須条件「インテリジェンス」への取り組みとして「Celonis Execution Graph」がご紹介されました。

歴史的にプロセスマイニングは、常に1つのプロセスごとに行われてきましたが、人生はそれほど単純ではありません。ビジネス遂行の全体像を把握するためにはプロセスやシステムを横断的に見る必要があることは誰もが知っています、それらはお互いにどのように影響しあっているのでしょうか?

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Celonis Execution Graphはシステムやデータモデルにまたがるデータやプロセスを結びつけます。これにより、ビジネスと呼ばれる複雑なネットワークを理解することができます。Execution Graphは、プロセスやデータの数が増えるほど強力になります。あなたの会社がBMWのように50の異なるプロセスを持つようになるとExecution Graphはこれらのプロセスがどのように相互作用するかを理解できるようになります。Execution Graphを活用することでプロセス全体の問題を迅速に分析し、問題と影響を特定して、今後の課題をインテリジェントに解決することができ、データを真に活用することができるようになりました。

3つ目の必須条件は「アクション」です。Celonisは様々なパートナーと提携してエコシステムを作り、様々なシステム、業界、業務のサービスアプリケーション、ツールを顧客に提携しています。今回、セールスオーダーオートメーションのマーケットリーダーであるConexiom社と提携しました。Conexiom社CEOのRay氏より当社の概要の説明がありました。

そして、実際にConexiom とCelonisとを利用しているユーザーである、ExxonMobilのCorey 氏より、新しいEコマースプラットフォームを含む新しいカスタマーエンゲージメントセンターを導入するための利用事例につき説明がありました。さらに、最後にデジタルトランスフォーメーションに取り組み始めている人へ以下のアドバイスがされました。

「自動化の問題に取り組もうとするときプロセスのばらつきを理解する必要があります。なぜなら、複雑さを自動化することはできてもその複雑さには多少なりとも一貫性を持っている必要があるからです

一貫性のない複雑なプロセスを自動化するのは非常に困難です特にグローバルな規模では、意味のある方法で実現するにはコストがかかり、不可能に近い場合もあります

Celonisの真の強みはこのような複雑さやばらつきを深く理解し可視化することで、必要に応じてビジネスプロセスの再設計を行い単に効率の悪いプロセスを自動化するのではなく、より良い自動化ソリューションを得ることができることです」

ServiceNowとのパートナーシップの開始

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最後に、特別な発表として、ServiceNowのCEO、Bill McDermott氏を招き、ServiceNowとCelonisがエンタープライズソフトウェア市場の定義を変える歴史的かつ戦略的なパートナーシップを組むことが発表されました。

Celonisのパワフルなプロセスマイニング機能と実行管理機能をServiceNowのデジタルワークフローと組み合わせることで企業はDXを完成させることができます。企業は 1つのプラットフォーム 1つのデータモデル 1つのアーキテクチャーでデータを使ってワークフローを実行する「デジタルありき」の世界で事業運営をしていかなければなりません。DXの力を最大限に活用して私たちは共に今の世代が直面する最大の課題の解決をサポートしていきます。それも プロセスレベルとワークフローレベルの両方で。このパートナーシップは世界中の企業の指数関数的な成長を可能にします。お客様が他社との差別化を図れる新しいE2Eプロセスを構築するのを助けることができます。

皆様にお伝えしたいのは、両社がこのパートナーシップに全霊をかけているということです。私たちは深く統合したプロセスマイニングと実行管理とワークフローソリューションを来年には共同で販売開始します。投資する予定です。そして マーケティングやあらゆるビジネス分野に共同で投資していく予定です。私たちは次世代のビジネスオペレーションシステムを構築しお客様が未来に向けて変革していくのを支援します。

このパートナーシップはエンタープライズソフトウェアの未来を再定義するものです。

本当にワクワクしています。

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