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6つの戦略 - システム移行に関する統計情報の定義

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2021.03.12

6つの戦略 - システム移行に関する統計情報の定義

どのような大企業にとっても、継続的なビジネス変革は必要不可欠です。 企業は合併したり、他の企業を買収したりします。その結果、プロセスはより複雑になります。一方、テクノロジーは進化していきます。必然的に、ビジネスを支えるシステムは、遅かれ早かれニーズを満たすのが厳しくなります。

俊敏性を維持して競合他社に先んじるためには、いずれは既存のソフトウェアをアップグレードしたり、主要機能を新システムに移行して置き換える必要があるでしょう。そして、その際のシステムの移行が困難であることは、私たちが申し上げるまでもないでしょう。

このブログでは、システム移行に関する一般的な知恵をクラウドソーシングし、リスクだけでなく、移行がもたらす可能性についても着目しています。トレンド、事実、そして数字から、組織がシステム移行のためにどのように戦略を立て、実行しているかを知るために、ぜひご一読ください。

1. IT移行の半数以上が失敗する

IT移行はトランプでできた家のようなものです。プロセスの定義が不十分であったり、ワークショップでのビジネスユーザーの選定が間違っていたり、古いワークフローに固執して融通の利かない従業員がいたりと、一歩間違えれば全体が崩壊してしまうこともあります。

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その理由は、システム自体の多様さと同じくらいいろいろなものがあるに違いありません。例えば、新しいERPが使いづらかったり、プロジェクトのスコープそのものが間違っていたり、ユーザーが十分なトレーニングを受けていなかったり、理由を挙げたらきりがないでしょう。

多くの場合、これらのすべての問題は、ITとビジネスとが連携していないことへと帰着します。経営レベルでは、システムの移行は必要悪としか見られていませんが、実のところは戦略的な改善を実施するための大きなチャンスなのです。

確かに、コストがかかりリスクはあります。しかし、システム移行は、上手く実行されれば、俊敏性の向上、可視性の向上、生産性の向上、コストの削減など、真のビジネス成果をもたらすことができますし、そうするべきなのです。

2. IT移行の4分の3は、スケジュールや予算内に収まらない

ビジネスをあるシステムから別のシステムに移行するのは、空港を建設するようなものです。広範な計画、タイミング、そして最も重要なのは予算編成です。もし、最初にきちんとした計画を立てなければ、あなたの変革プロジェクトは、容易に悪名高いベルリン・ブランデンブルク(BER)空港のような結末を迎える可能性があります。ドイツの新しい最先端の空港は、あらゆる面で破滅的であることが判明し、遥かに予算をオーバーし、8年もスケジュールから遅延しました。

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このような規模のプロジェクトに伴う初期トラブルやリスクの問題は認識されてはいますが、私たちの経験では、経営陣とIT部門の両方が、収益に打撃を与える可能性のある課題に対して詳細な計画を欠いていることがよくあります。

非常に詳細な設計図とタイムラインなしに空港を建設することはできません。システムの移行についても同様です。そこで、何を達成したいのか、どのようにしてそこに到達するのかを考えてみましょう。潜在的な課題(セキュリティ上の課題、データ移行に時間がかかる、稼働停止時間が長くなるなど)と、それをどのように解決するかを考えます。また、予期せぬ追加の要件が発生した場合のために、スケジュールや資金面での余裕も含めておきましょう。そうして初めて、あなたは旅に出ることができます。

3. システム移行の3分の2はROIがマイナスになる

システム移行は目的を持って実施するものです。あなたが技術的な環境を再構築するのは、単なる興味からではなく、より良い顧客体験、新しい機能性、俊敏なプロセス、そしてより大きなビジネス価値を求めているからなのです。投資を回収できないプロジェクトに数億ドルを費やす余裕はありません。

残念ながら、これは多くの企業が経験することなのですが、プロジェクトがビジネスケースに沿ったものであったかどうかを数字として示すのに苦労し、最悪の場合、ROIが全く出せないことがあるのです。

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しかし、システム移行が約束したビジネス価値を実現する保証がほとんどないものであるのならば、なぜ移行を行うのでしょうか?

私たちの経験では、価値の実現が低いという問題は、初期の要件フェーズに根本原因があります。企業は、期待されるビジネス上のメリットが何であるのかを定義するのに時間をかけず、プロジェクトの初期段階で共通の目標に向けてビジネス上の意識合わせをすることができていません。

多くの場合、企業は目前の IT 関連の問題を解決しようと必死になったり、レガシーなツールの使用を中止するために移行プロセスを急がせたりしています。ビジネス目標に焦点を当て続けるためには、現在のプロセスの状況を評価し、目標達成に役立つソリューションを設計し、プロセスの改善を継続的に成果に結びつけるために、データに基づいたアプローチが不可欠です。

移行の各段階で最適化によるビジネスインパクトを測定してこそ、価値の実現とROIを確保することができます。

4. エキスパートへの需要が急上昇

アップグレード、統合、調整、ベンダーの切り替えなど、システムの移行は、ビジネスに大きな影響を及ぼす巨大な戦略的プロジェクトであるため、専門家による采配が必要です。

ますます多くの企業が、自社のシステム環境を早急に最適化することが必要であると認識しています。また、専門家の需要が急速に高まっているため、適切な人材を迅速に確保する必要があることも認識しています。

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専門家からの明確な指導が得られなくてシステム移行プロジェクトが上手くいかないと、ダウンタイムの延長、データの損失、予算の超過、パフォーマンスの低下などの問題が続発する可能性があります。最悪の場合には、業務全体を混乱させ、収益に影響を及ぼすこともあります。

5. 統合が鍵

誰も同じ言語を話さない会社を想像してみてください。同じプロジェクトに取り組んでいるにもかかわらず、他の部署が何をしているのか誰も知りません。さらに悪いことに、各部門は異なるシステムを使用しており、それらの部門内でさえも、コミュニケーションがないため、誰もが独自の方法で物事を行っています。

悲しいことに、これが多くの企業の現実です。なぜでしょうか?それは、諸プロセスと諸部門との間での相互依存性を過小評価しているからです。

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企業のシステムは互いに切り離されていることが多く、非効率性(データの重複入力など)、エラー率の増加、コミュニケーションのブロックを引き起こしています。スピードアップに役立つはずのものが、実際には遅くなってしまうのです。

例えば、カスタマーサービスとサプライチェーンを例に考えてみましょう。統合が行われていないと、これらの部門が独立して行動し、情報の流れがほとんどないことになります。その結果、あなたのカスタマーサービスマネージャーは、スピードアップに苦労することになります。あなたのカスタマーサービスマネージャーは、競合他社に行くと脅されている顧客からの高額注文のスピードアップに苦労することになるでしょう。

6. SaaSを無視すると価値を手に入れ損ねる

デジタル時代には、ERPはより速く実行し、より多くのデータを処理し、AI、Bot、機械学習などの新しい機能をサポートする必要があります。また、100%の信頼性と俊敏性を維持しながら、すべての機能をサポートすることが求められています。その結果、ERPのクラウドへの移行を検討している、あるいはすでに移行している企業が増えています。この移行は、導入コストを削減できるだけでなく、長期的にはより大きなビジネス価値をもたらす可能性があります。

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そのメリットは、導入の迅速化だけではありません。柔軟性、拡張性、コスト効率に優れたIT環境を将来的に構築することができます。数年ごとの更新を待つのではなく、クラウド上のERPを導入した企業は、常に新しいリリースに対応できるようにすることができます。

システム移行がITだけでなく、すべての人にメリットをもたらす理由

システム移行の取り組みに着手することを躊躇するのは理解できます。レガシーシステムに多額の投資を行ってきました。コスト削減のプレッシャーを感じているかもしれません。

しかし、計画を立てて適切に実行すれば、システム移行は大きなビジネス価値をもたらすことができます。

移行は、ビジネスの成果を向上させ、毎年何百万ドルものコスト削減につながり、より良い顧客体験を提供することができます。

言い換えれば、システム移行とは、単にレガシーソフトウェアを更新するだけではありません。企業全体をデジタル経済に対応させることなのです。

何を待って躊躇しているのですか?

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