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プロセスマイニング導入に必要なスキルセット

2020.07.17

KV_プロセスマイニング導入に必要なスキルセット

プロセスマイニングは、「顧客満足度の向上」「オンタイムデリバリー(納期厳守)」「資本の回転率改善」をはじめとした経営課題の克服の大きな助けとなるソリューションです。

財務、調達、物流、顧客/受注管理とさまざまな部門で、業務プロセス全体のフローを可視化して、摩擦ポイント(ボトルネックとなりプロセス全体を非効率化させる事象など)を炙り出し、パフォーマンス低下の根本的な原因を特定。解消していくことで全社的な業務プロセスの最適化を図っていくことができます。

しかし一方で、プロセスマイニングを導入して短期間で大きな変革を達成するような成果を上げるには、ツールの導入だけでは片手落ちです。ツールを使いこなし社内で効果的にプロセスマイニングを実施していくために、適切なスキルを備えたチームを作る必要があります。

そこで今回は、プロセスマイニングの導入にあたり、社内にどのような人材が必要なのか、あるいは必要とされるスキルセットについて解説します。

“センターオブエクセレンス”でプロセスマイニング活用の組織文化の醸成を

慣習として業務は上司や先輩社員から学ぶことが多かったように、プロセスマイニングについても先達から学ぶ事が一つの近道です。そのキーとなるのが「センターオブエクセレンス」といわれる人材・組織です。プロセスマイニングによる業務改善に習熟した企業の多くが設けています。

センターオブエクセレンスとは、たとえば企業で部門を横断した或る取り組みを行う際に、その道を究めた人材やノウハウ、ツールを結集した組織やチームのことを言います。プロセスマイニングの導入と活用においては、さまざまな部門や部署間の調整を行い、社内でツールを普及させる伝道師となりプロセスマイニングを推進し、業務改善を企業文化として根付かせることを責務として負います。

センターオブエクセレンスのチームは、プロセスマイニングで成果を上げるための、さまざまな役割をそれぞれが果たします。その完遂のためにアプローチを標準化して各部門・部署へ通達、全体の舵取りを行い目標の達成を後押しします。同時に成功事例を上層部や外部に伝え、その成果を広めていく役割も担います。

このセンターオブエクセレンスのチームにはおおよそ、(1) エグゼクティブスポンサー、(2)プロジェクトオーナー、(3)プロセス改善責任者、(4)ビジネス設計責任者、(5)データおよびテクノロジー責任者で構成されます。

それぞれ解説すると、

◆ エグゼクティブスポンサー

プロセスマイニングの活用を社内で定着させ、成熟させるためのプロジェクト推進の先頭に立ってもらう。常に経営上層部のプロセスマイニングへの関与を得るために、継続的に期待値を設定し、彼らの意見を戦略目標に反映させて最終的にどの施策をサポートするか決定する。

◆ プロジェクトオーナー

成功事例を外部に向けて発信し、施策の組織化と実施を行い、ビジネス全体での需要を創出し、必要に応じてサポートを提供するなど、プロセスマイニングプロジェクトの舵取りをする。

◆プロセス改善責任者

業務担当者からのプロセス改善依頼を評価して優先順位を設定し、実施の舵を取り、改善の状況を監視する。

◆ ビジネス設計責任者

新しいプロセス改善依頼を実現するため、経験豊富な業務知識とツールに関する専門的な知識を基にした洞察を持ち、提案して、プロセスの改善を実行する。

◆ データおよびテクノロジー責任者

IT アーキテクチャ、および統合に関する知識、承認、保守、アップデートを継続的に提供する。

と役割や求められる知識、スキルが異なります。

また、センターオブエクセレンスに期待される全体的な機能としては、社内のステークホルダーや社外のコンサルタント、エキスパートと連携、調整してプロジェクトを進行していくことになります。

原則的な4つの役割

プロセスマイニングの実践には、センターオブエクセレンスの構築が必要だと前節では説きました。ただし、プロジェクト実践をより堅実に行うためには、センターオブエクセレンスのメンバーだけでは十分ではなく、業務部門やシステム部門の参画も不可欠です。

以下に述べるプロセスマイニングプロジェクト施策における4つの重要な役割を理解することが助けになるでしょう。

これはまた、プロセスマイニングチームの構築を初めて行う際の指針にもなり得ます。

これらは、必ずしも前節で説いたセンターオブエクセレンスのメンバーに帰属するものだけではなく、会社全体としてプロセスマイニングを推進するために求められる役割です。

その一つ目が、センターオブエクセレンスの必要性にも登場した「エグゼクティブスポンサー」です。前節の繰り返しになりますが、期待される役割としては、プロジェクトを支持し上級職の意思決定者から支援や予算を取り付けること。プロセスマイニングが組織的な取り組みである以上、不可欠の存在といえるでしょう。

プロセスマイニングの実務の一部を担う「データアナリスト」も重要です。プロセスマイニングの4つのステージ(収集、発見、強化、監視)の1つである「Discover( 発見)」 で判明した情報を分析し、ビジネスにおける影響を判断する役割が期待されます。

そして、業務担当者やチーム責任者である「ビジネスユーザー」も欠かせません。ユースケースや業務改善の機会を提案し、プロセスマイニングを実効的な、地に足のついたものにするためにも必要な役割です。

最後に、「IT パートナー/データエンジニア」です。プロセスマイニングにおいて、必要なテクノロジーを承認、支援、維持する役割を担います。

Celonisではオンライントレーニングも充実

センターオブエクセレンスの重要性と、プロセスマイニングチームに必要な基本的な4つの役割をそれぞれ追ってきました。経営上位層の継続的なバックアップと、センターオブエクセレンスだけでなくプロジェクトに加わるそれぞれの立場の協力があってこそプロセスマイニングは効果を実現できるといえそうです。

Celonisでは、プロセスマイニングの施策を推進するのに必要な、上述の重要な役割を担う人材がそれぞれが求められるスキルを学ぶトレーニングプログラムが準備されています。

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プロセスマイニングそのものの効用について初歩から学ぶウェビナー(Kick-Start Online Training)のほか、それぞれの役割を担当する人材向けのオンライントレーニングメニューが受講可能です。それぞれのトレーニングプログラムでは次のスキルを身につけられます。

◆エグゼクティブトラック:

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・Celonis Transformation Centerを利用したプロセスパフォーマンスのモニターや業務改善策の効果の追跡方法

・身近な業務プロセスを参考にした100%プロセス可視化の仕組みの理解

・プロセスの解析や例外事例の原因を特定するために必要なフィルタリング機能の適用手法

◆ビジネスユーザートラック:

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・アクションエンジンを用い、改善活動をサポートするアラート出しの実行

・身近な業務プロセスを参考にした100%プロセス可視化の仕組みの理解

・プロセスの解析や例外事例の原因を特定するために必要なフィルタリング機能の適用手法

・高度な分析のためのフィルターの適用とプロセスディスカバリーの完全な理解

・Celonis Transformation Centerを利用した、プロセスパフォーマンスのモニターや業務改善策の効果の追跡方法

・Celonisによる効果測定の方法

・プロセス改善箇所の特定と定量化の仕方

◆アナリストトラック:

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・身近な業務プロセスを参考にした100%プロセス可視化の仕組みの理解

・プロセスの解析や例外事例の原因を特定するために必要なフィルタリング機能の適用手法

・高度な分析するためのフィルターの適用とプロセスディスカバリーの完全な理解

・スクラッチでの基本的な/高度な分析手法の作成あるいは、既存の分析手法のカスタマイズ

・ビジネス上の課題点を発見した時の現場への連絡、説明の仕方

・アクションエンジンとトランスフォーメーションセンターの設定

・Celonisによる効果測定の方法

・プロセス改善箇所の特定と定量化の仕方

◆データエンジニアトラック:

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・身近な業務プロセスを参考にした100%プロセス可視化の仕組みの理解

・データパイプラインとデータモデルの構築

・ソースデータへの接続とデータの抽出および変換

・データを検証するための基本的な分析の作り方

トレーニングの内容は現在すでに日本語にも対応しており、プロジェクトに参加するメンバーも受講しやすくなっています。

プロセスマイニングの導入にあたっては、「エグゼクティブスポンサー」「 プロジェクトオーナー」「プロセス改善責任者」「ビジネス設計責任者」「データおよびテクノロジー責任者」といった役割を果たす人員が必要だと見てきました。

それぞれの役割に必要とされるスキルを身につけられるCelonisのオンライントレーニングをうまく活用し、プロセスマイニングをより効率よく実践していきましょう。

Celonisでは無料のオンライントレーニングを提供しており日本語版も字幕版で学習いただけます。

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