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上智大学プロセスマニング実践講座を実施しました

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石井健介 (Kensuke Ishii)
Associate Solution Engineer
Celonis株式会社

2022.11.11

皆さんはじめまして。Solution Engineerチームの石井です!

私は、2019年9月にプロセスマイニング実践講座を受講しプロセスマイニングに興味を持ち、その後2019年の10月から2021年3月までCelonisでインターンを経験し、2021年4月に正社員となりました。現在はプリセールスエンジニアとしてお客様の課題をヒアリングし、課題に対してCelonis製品がどういった価値を提供できるかをお伝えする仕事をしています。プロセスマイニングは、”会話から始める” と言われるほど、業務の課題を聞き出すことが重要なテクノロジーです。複雑な業務プロセスの中から課題の特定をし改善策まで提案でき、お客様に価値を提供できることにやりがいを感じています。

今回は、私がCelonisに入社するきっかけとなったプロセスマイニング実践講座のメイン講師をつとめてきましたので、内容を共有させていただきます。今年で開催4回目となります。

講座概要

  • 場所:上智大学

  • 内容:Celonisビジネスユーザー・アナリストトレーニング & Celonis社員との座談会

  • 期間:8/29~8/31 (3日間)

  • 参加者: 上智大学学生 10名

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講義内容詳細

1日目の午前中には、プロセスマイニングの成り立ちと業務プロセスについて学んで頂きました。1日目の午後から2日目は、Celonisのトレーニング環境を使用して、購買プロセスのデータを用いてハンズオン形式のトレーニングを受講頂き、ビジネスユーザートレーニング(操作方法・分析手法)とアナリストトレーニング(ダッシュボードの作成)の認定バッジを取得頂きました。最終日には、プロセスマイニング検定試験・Celonis社員との座談会・最終発表会を実施しました。

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座談会

座談会では、

  • データアナリストとして第一線で活躍するCelonis社員とのディスカッションを通じてプロセスマイニングの可能性を実感いただく

  • IT業界で活躍するCelonis社員にキャリアについてなんでも聞いていただき、将来設計の参考にしていただく

の2つを狙いとして、グループに分かれてディスカッションいただきました。

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座談会の様子

最終発表会

製造業の調達部の部長様向けに労働生産性向上のシナリオでデモをする想定でグループに分かれて準備していただきました。デモで使用したダッシュボードは、1から受講生が作成しました。プロセスマイニングの説明(プロセスの見方)から課題の特定まで、レベルの高い発表をいただきました。

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最終発表会の様子

学生からの感想 (一部抜粋)

  • 「Celonisのプロセスマイニングを使えば、業務に詳しくなくても、詳しい人と話ができる」という点に惹かれました。

  • 授業を通じて、これまで苦手意識を持っていたデータ分析に関して、面白いと感じられたことが、自分にとって非常に良い学びとなりました。文系出身で、理系じゃないことをコンプレックスに感じていましたが、今回はじめて実際に触ってみると、これまで自分が法学部で学んできた論理的な思考法がデータ分析においても共通で必要になることに気が付き、それが自信にも繋がりました。

  • プロセスマイニングとは何かわからない状態でのスタートでしたが、3日前の自分と比べると成長できたと実感しました。特に最終日の座談会では、グループワークを通じて社会人の生の声を聞くことができたので大満足です。

  • 実際にプロセスマイニングに触れてみて、データから分析してそれぞれの持つ課題を解決するということの面白さを感じることができました。今回の授業で将来データサイエンスを活用して社会に貢献したいという目標を掲げる決心をすることができたので、これから取り組めることを見つけて実際に行動していきたいと思います。

私の体験談

2019年9月に本講座を受講し、ケースI D・アクティビティ名・タイムスタンプの3つの情報があれば、デジタルツイン(プロセスフロー)を作成できることに衝撃を受けたことを覚えています。私自身は、大学では経営工学を学び、シミレーションや最適化の手法で業務課題を解決することを考えていました。その中で課題として感じていたことは、特定の条件下(パラメーター)に絞り込むことや過去のデータをベースに計算をすることで、リアルタイムな現場の状況を再現できないことでした。

プロセスマインニグはリアルタイムにデータを取り込むことで、これらの課題を解決する事が出来ます。変化の激しいこの時代には、日々やるべきことが変わっていきます。プロセスマイニングの技術を活用することで、日々の変化を関係者が同じ画面で把握することができ、実施するべき業務に集中する世界を実現できます。講座を受講した際に、プロセスマイニングの可能性に触れワクワクしたことを覚えております。

あれから3年、社会には、テクノロジーの課題、文化の課題、組織の課題、色々と取り組まなければならない課題があることが少しずつ(まだまだ勉強中ですが)分かってきましたが、プロセスマイニングのテクノロジーを活用して、デジタルツイン上で課題を特定してから日々の業務を改善していく世界に向かっていると確信しています。データからリアルタイムに可視化することで、現状の課題に対して、データに基づいた優先順位をもって取り組むことができます。

優先順位の高い課題をとらえることができなければ、高い効果も得られません。業務に優先順位をつけられれば、リソースを付加価値の高い業務にフォーカスさせ、社員全員が仕事にやりがいを感じられる時代も近い未来にくると信じています。

この記事を読んでくださった皆様と共に、皆様の抱えている課題を一つでも多く、一刻も早く解決していけることを楽しみに、その機会のために日々精進していきます。

写真は、インターン時代に本社ミュンヘンにて、CEO Bastianの前でデモをして、入社を勝ち取るきっかけとなった時のものです。CEOの前でどれだけプロセスマイニングに興奮しているのか熱く語らせていただきました笑。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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